つれづれなるままに

イチローはすごい。

そこまで野球に興味はないが、イチローのことは
オリックス時代からずっと見てきた。

独特の振り子打法を始め見た時はビックリしたが、
あれよという間に世界を代表する打者になった。

しかもホームランバッターではない。

というのは、まだその頃は僕は高校生くらいだったと思うが、
やはり大打者というのはホームランも打てなきゃという思いが
漠然とあった。
それがかっこいいと思っていたのだ。

もちろん、今でもそれはかっこいいが、
イチローが４０００本安打を達成した時の
あのさりげないカッコよさと言ったらなんなんだろう。

控えめに、でも感動的に、あの演出はイチローにしかできない。
スタジアムでの祝福も異様なほどだった。

アメリカでも大打者として認められている証拠だ。

もともとイチローは自分のバッティングフォームもそうだし
トレーニングなども自分で考えて行っていたらしい。

そして、愚直なまでに地道に努力を繰り返してきたのだ。
この地味な努力は個人的には一番効果があると思うが、
でも、キツイ。

何の分野でもそうだが、一見本当に地味な作業の繰り返しが
一番強い土台をつくる。

それはそれは根気がいることである。

イチローとは比べられないが、僕もある分野で本当に
地道なまでの努力をしてきた。

始めは、色々迷いもあり、なかなか集中もできなかったが、
迷いが吹っ切れ、その地道を露呈し始めたころ、
結果もだんだんと伴ってきた。

こうしていくと、多少軌道から外れても簡単に修正することができる。

私はイチローを見ながら彼に、この愚直なまでの地道さの大切さ、強さを学んだ。

それと、元気も。
明日も地道に頑張れる。


シャワーできれいに